ファミー動物病院のお役立ちノート

愛犬の去勢・避妊手術前後に飼い主が気をつけるべきこと

2024/09/01

去勢・避妊手術を終えたあと、愛犬が元気がないように見えると飼い主さんも心配になりますよね。
元気がないだけでなく、食事や水を拒否したりいつもと違う様子を見せることがあります。

今回は愛犬がこうした行動をとった時に飼い主さんが気をつけるべきことについてお話していきたいと思います。

 

術後に飼い主さんが気をつけるべきこと

去勢・避妊手術はワンちゃんに大きな痛みやストレスを与えます。
その痛みのストレスから手術後に、元気がなくなったりナーバスになってしまったりする子がいます。
そんな時飼い主さんのワンちゃんに対する態度がすごく大切となります。
手術をがんばったワンちゃんの心をケアするためにも、気をつけるべきことをしっかりと学んでいきましょう。

 

普段通り接する

去勢・避妊手術を終えた後、いつもと違う様子の愛犬に不安になり飼い主さんまで不安そうに見つめたり、過剰に接したりしてしまうことがあります。
そのような飼い主さんの様子を見て愛犬も不安になってしまうことがあります。
愛犬を不安にさせないためにも飼い主さんはいつも通り接することを心がけましょう。

 

甘やかしすぎない

大変な手術を乗り越えた愛犬を甘やかしたくなる気持ちは分かりますが、この行動は NG です。
ワンちゃんはこの甘やかしが一時的なものだと捉えません。甘やかされているうちにこの状態が普通となってしまい、お留守番ができなくなったり、無駄吠えしたりとわがままな子になってしまう可能性もあります。
甘やかしすぎることは飼い主さんにとってもワンちゃんにとっても良くないので、普段通り接してあげましょう。

 

動物病院へ積極的に連れて行く

去勢・避妊手術を経験したことで、動物病院が怖いと苦手になってしまうわんちゃんがいます。
愛犬が動物病院へ行くのを怖がるという理由で病院へ行かなかった場合、動物病院がワンちゃんにとってトラウマとなってしまいます。
去勢・避妊手術は、積極的に動物病院へ連れて行き、たくさん褒めたりおやつをあげたりして楽しい記憶へと変えてあげましょう。
頻繁に動物病院で楽しい思いをさせてあげることで、動物病院に対する恐怖心もなくなり今後の診察もスムーズになります。

 

手術後病院へ相談すべき症状

去勢・避妊手術後、ワンちゃんの様子がおかしいと思うことがあるかもしれません。
その中でも、病院に相談すべき症状についてご紹介します。

ぐったりして元気がない

手術を終えた当日は麻酔の影響が残っているため、元気がないように見えます。
手術後、麻酔の効果は切れるため、6時間経過した後の愛犬の様子をしっかりと確認しましょう。
6時間経過してもワンちゃんの様子が普段と違う場合は、動物病院へ連絡し対応してもらいましょう。

震えている

麻酔が覚めた後、震えが起こるワンちゃんが多いです。温かい場所でリラックスできるようにさせてあげましょう。
手術後12時間が経過した後も震えが止まらず、ご飯や水も拒む場合は動物病院に相談しましょう。

体重が増加する

去勢・避妊手術後はホルモンバランスが変化するため体重が増加する傾向があります。
手術前と同じ量の食事を与えていると、体重が増加してしまうため愛犬の様子を確認しながらご飯の量を調整しましょう。
適切なご飯の量や運動量について分からないことがある場合は、動物病院に相談しましょう。

 

愛犬の様子をしっかりと観察しよう

とても大きなストレスのかかる去勢・避妊手術を頑張った愛犬の様子をしっかりと観察し、何か体に異常はないか確認してあげましょう。
去勢・避妊手術は体だけでなく、心にも大きな負担がかかっています。頑張った愛犬にたくさんの愛情を注いであげましょう。
また、手術後に少しでも愛犬の様子がおかしいと思った時は、すぐに動物病院へ相談しましょう。

 

山口県防府市の「ファミー動物病院」

山口県防府市のファミー動物病院では日本動物病院会(NAHA)指定病院であり、大勢の獣医師と動物看護師が在籍しているファミー動物病院では、健康で豊かな生活の実現を合言葉に、幅広い獣医療を行なっています。

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〒747-0053 山口県防府市開出本町12-9
0835-22-4711

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