愛犬の健康にはバランスのとれた良質な食事は欠かせません。しかし、ドッグフードコーナーには数多くの商品が並んでいるため、どれを選べばいいのか悩んでしまうという飼い主さんも多いのではないでしょうか?愛犬のためを思って悩むのは良い飼い主の証です。これから愛犬の健康のために必要な食事についてしっかりと学び、愛犬の健康に最善なフードを選んでいきましょう。

食事管理の重要性
ワンちゃんは人間以上に野性的本能を持っています。ワンちゃんにとって「食事=生きるための本能」といっても過言ではないほど重要なものなのです。ワンちゃんにとって食事は、必要な栄養を摂取してエネルギーとして取り込むという役目を担っています。しかしそれだけではなく、飼い主さんとのコミュニケーションの機会でもあるのです。私たち人間が家族や身近な人と食事を共にし人間関係を形成するのと同様に、ワンちゃんも食事を通じて飼い主さんとの信頼関係を育むのです。美味しい食事はワンちゃんの幸福感や安心感を高めることができます。このようにワンちゃんにとっては食事は体だけでなく、精神面も支える重要な役割を担っています。
犬に必要な5大栄養素
ワンちゃんが生きていくために必要な5大栄養素は、取るべき栄養バランスは異なりますが人間と同じくたんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルです。それぞれどのような役割があるのか簡単に見ていきましょう。
(小見出し)たんぱく質
たんぱく質は体内で分解されアミノ酸となり、体を作る材料となります。
脂肪
脂肪はエネルギー源となりますが、取りすぎると肥満の原因になります。
炭水化物
炭水化物は体内で糖質と繊維質の2種類に分かれます。犬は人間と違い、炭水化物を食べなくても生きていくことが出来ます。
ビタミン
ビタミンはワンちゃんの体内の代謝を調整する役割があります。ビタミンが不足すると免疫力が低下し、病気にかかりやすくなるなどワンちゃんの健康に大きな影響を与えてしまいます。
ミネラル
ミネラルは、ワンちゃんの歯や骨を作ったり、代謝を調整する役割があります。
犬の食事は年齢ごとに変化?
ドッグフード売り場でよく見るように、ワンちゃんは年齢に合わせて食事を変えてあげる必要があります。なぜかというと、ドッグフードには五大栄養素がバランスよく含まれていますが、ワンちゃんの年齢によって取るべき栄養バランスが異なるためです。一般的に1歳までの子犬、1歳からの成犬、7歳からの老犬で分けられていることが多いです。しかし、最近のワンちゃんの平均寿命は伸び続けているため、年齢で判断するのではなく動物病院で健康診断を受け、愛犬にあった食事を探しましょう。
老犬に与えたい栄養素
人間と同じく、ワンちゃんも歳を取ると筋肉に衰えが現れるようになります。そのため、愛犬が歳をとってきたら「たんぱく質」を多めにとるようにしましょう。普段食べているドッグフードに良質な肉や魚、卵などをトッピングしてあげるのもおすすめです。
犬に与えてはいけない食べ物
ワンちゃんには私たち人間とは違い、食べると体の害となってしまうものがあります。ここでは代表的な食べ物をご紹介しておきます。
・チョコレート
・カフェイン
・ぶどう、レーズン
・アルコール
・キシリトール
・玉ねぎ、ニンニク
これ以外の食材で、ワンちゃんに与えてもいいか分からない際は、獣医師に相談しましょう。また、人間の食べ物はワンちゃんに与えないのが一番です。人間の食べ物はワンちゃんにとってカロリーが多く、肥満の原因となってしまいます。
食事を工夫して楽しく健康管理
ワンちゃんにとって食事は人生の中で大きな楽しみの一つです。食事を工夫して、ワンちゃんが飽きずに楽しめるように健康管理をしていきましょう。年齢に応じて食事の回数を変えたり、ドッグフードをふやかしてあげたりと、ワンちゃんにとって食事がいつまでも楽しいものとなるように変化させていきましょう。

山口県防府市の「ファミー動物病院」
山口県防府市のファミー動物病院では日本動物病院会(NAHA)指定病院であり、大勢の獣医師と動物看護師が在籍しているファミー動物病院では、健康で豊かな生活の実現を合言葉に、幅広い獣医療を行なっています。
■ファミー動物病院
〒747-0053 山口県防府市開出本町12-9
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