ファミー動物病院のお役立ちノート

食欲がないのは体調不良のサイン?猫の異変を見逃さないためには

2024/05/01

 

いつも美味しそうにご飯を食べる猫ちゃんが、突然食欲がなくなると飼い主さんは不安を感じますよね。食欲がないのは体調不良のサインかもしれません。
今回は猫ちゃんの食欲がない時に考えられる原因と対処方法について詳しくお話ししていきたいと思います。

食欲がない原因

病気

消化器官系や泌尿器科系の病気、口内トラブル、感染症などあらゆる病気で猫ちゃんは食欲不振に陥ります。
病気が進行するにつれて徐々に食欲が落ちていく場合もあれば、ある日突然ご飯を食べなくなるといった場合もあります。
日頃から猫ちゃんの様子を観察し、食欲不振以外に体調や行動に異変はないか見つけてあげましょう。
病気の場合は、食欲がないのに加えて元気もなくなります。病気の可能性が考えられますので早めに動物病院を受診しましょう。

食事の好き嫌い

私たち人間が食の好き嫌いがあるように、猫ちゃんにもご飯の好き嫌いがあります。
たとえお腹が空いていても嫌いなご飯に対しては、見向きもしないことがあります。
また、これまで食べていたご飯を突然食べなくなった場合は、今までのキャットフードに飽きてしまった可能性が考えられます。
好き嫌いが原因でご飯を食べなくなった場合は、食事を見直してあげましょう。
猫ちゃんは子猫の時によく口にしていた食べ物の匂いや味を好む傾向があります。
それらの点を踏まえた上で、猫ちゃんの好みのご飯を与えてあげるようにしましょう。

環境の変化

猫ちゃんは環境の変化によってストレスを感じるとご飯を食べなくなってしまうことがあります。
環境の変化とは、以下のようなものが挙げられます。

・新しい家に引っ越した

・新たに別のペットを飼い始めた

・飼い主さんに赤ちゃんが生まれた

・猫のトイレの近くにご飯を置いていた

このように環境に変化が起きると猫ちゃんはストレスを感じ、ご飯を食べなくなってしまいます。
猫ちゃんが新しい環境に慣れるまで見守ってあげましょう。構いすぎるのではなく、猫ちゃんがリラックスして過ごせる環境を作ることを意識しましょう。

猫ちゃんにご飯を食べてもらうには

病気が原因ではない場合、猫ちゃんにご飯を食べてもらうために工夫する必要があります。
これから猫ちゃんにご飯を食べてもらう方法について説明します。

ご飯を人肌に温める

猫ちゃんは40度前後のフードを好む傾向があります。
ご飯を温めることで香りが立ち風味が増すため、猫ちゃんも美味しくご飯を食べることができます。

猫ちゃんが安心できる場所で与える

猫ちゃんは人目につかない狭い場所の方が安心して食事を摂ることができます。
誰もいない部屋で食事を与えたり、周りから見えないように仕切りを使ったりするなど工夫して落ち着いてご飯を食べられる環境を作ってあげましょう。
また、飼い主さんの手のひらにフードを出してあげると食べてくれることもあるため試してみてください。

今までと違うご飯を与える

先ほども言ったように、猫ちゃんは今までの食事に飽きたことでご飯を食べない可能性があります。
キャットフードを猫ちゃんの好みのものに変えるのも良いですし、トッピングをしてあげるだけで猫ちゃんにとっては新鮮なご飯になります。
しかし、急激にご飯を増やしたり変えたりしてしまうとお腹がゆるくなってしまうこともあるため、少しずつ与えるようにしましょう。

日頃から猫ちゃんの様子を観察しよう

今回お話ししたように猫ちゃんが食欲がなくなる原因は様々あります。
猫ちゃんが食欲不振になった原因は病気なのかストレスなのかしっかりと原因を探ることが大切です。
食欲不振に加えて、体調不良が見られた際は何らかの病気である可能性が高いため、早めに動物病院を受診しましょう。
大切な愛猫を病気から守るためには、早期発見・治療が鍵です。

 

ファミー動物病院

山口県防府市のファミー動物病院では日本動物病院会(NAHA)指定病院であり、大勢の獣医師と動物看護師が在籍しているファミー動物病院では、健康で豊かな生活の実現を合言葉に、幅広い獣医療を行なっています。

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